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バンコク発 中国ツアー詐欺、判事団が約970万円被害

By編集長

3月 27, 2026
出典:元記事

バンコクのスワンナプーム空港で、中国貴州省への格安ツアーに参加予定だったタイの裁判所判事団を含む36名が、出発直前に旅行会社に置き去りにされる詐欺被害に遭いました。高齢者が多数を占める一行は、総額194万4,000バーツ(約970万円)を支払い済みでしたが、航空券も手配されておらず、現地メディアKhaosodが報じたところによると、いわゆる「ツアー詐欺」とみられています。

この記事の要約

  • タイの裁判所判事団を含む36名が、中国貴州省へのツアーで総額約970万円の詐欺被害に遭いました。
  • 旅行会社は出発の3ヶ月前から全額を前払いさせており、スワンナプーム空港で参加者が置き去りにされました。
  • 被害者らは消費者保護警察局(PACC)に詐欺容疑で告訴状を提出し、法的手続きを進めています。

バンコク発、中国貴州省ツアー詐欺の実態

2026年3月26日、バンコクのスワンナプーム空港には、中国貴州省への旅行を心待ちにしていた36名の団体が集まっていました。しかし、彼らを待っていたのは、旅行会社のスタッフも航空券も存在しないという衝撃的な現実でした。この被害者の多くは、タイの裁判所判事を務める高齢者たちで、中には3ヶ月も前からツアー料金を全額支払っていた人もいました。

この旅行ツアーは、1人あたり5万4,000バーツ(約27万円)で宣伝されており、総額で194万4,000バーツ(約970万円)が詐取されたとみられています。Khaosodによると、このツアーはフェイスブックページ「ティオ・ジン・バイ・アイヴォ……」を通じて募集され、8,500人以上のフォロワーを持つ公開グループでした。この旅行会社は、中国や日本へのプライベートツアーやパッケージツアーを手がけていると謳っていたといいます。

不審な支払い方法と旅行会社のSNS広告

被害者の一人によると、過去の海外旅行の経験では、旅行会社はまず半額をデポジットとして徴収し、残りは出発直前に支払うのが一般的でした。しかし、この旅行会社は全額を一度に徴収するという異例の支払い方法を採用していました。一部の参加者はこの点に不信感を抱きつつも、信頼できる知人からの誘いもあり、団体での旅行を決定しました。

現在のタイでは、SNSを利用した特殊詐欺事件が多発しており、背景情報によると、闇バイトと結びついた犯罪シンジケートによる組織的な犯行も増加しています。特に高齢者をターゲットにしたオンライン詐欺や投資詐欺などが社会問題化しており、今回のツアー詐欺もその一環である可能性が指摘されています。

被害発覚と警察への相談

スワンナプーム空港に到着した被害者グループは、旅行会社の担当者と一切連絡が取れない状況に直面し、ついに自分たちが詐欺の犠牲になったことを悟りました。彼らはまずスワンナプーム警察署に事態を報告し、その後、より専門的な捜査を求めるため、消費者保護警察局(PACC)に告訴状を提出するよう助言を受けました。これにより、警察は旅行会社に対する法的措置を講じることになります。

今回の事件は、タイを旅行する日本人観光客にとっても無関係ではありません。信頼性の低い旅行代理店やSNS上の広告には、十分な注意が必要です。特に格安を謳うツアーや、不審な支払い方法を要求する業者には警戒し、正規の免許を持つ旅行会社かどうかの確認が重要となります。

Thai-Picks View

今回のツアー詐欺は痛ましい事件ですが、タイ国内の主要観光地、例えばバンコクのアソークやスクンビットのカフェ街などは通常通り安全に観光を楽しめますので、過度な心配は不要です。しかし、オンラインでの詐欺は世界的に増加傾向にあり、タイも例外ではありません。特にSNSを通じた「うまい話」には注意が必要です。

念のためこれだけ注意しましょう。まず、見慣れない旅行会社や極端に安いツアーには飛びつかないこと。次に、契約前に会社の登録情報を確認し、旅行業の免許があるかチェックすること。最後に、全額前払いを要求された場合は警戒し、可能であれば旅行者保険への加入を検討することで、万が一の事態に備えられます。

  • ツーリストポリス:1155(日本語対応あり)
  • 在タイ日本国大使館:02-207-8500

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