「iLaw」投稿がSNSを席巻、期日前投票で100万シェア突破

※この記事のメイン画像はAIによって生成されたイメージです。

この記事の要約

  • 2026年2月1日の期日前投票日に、市民団体「iLaw(アイロー)」が投票用紙の封筒コード確認を促す投稿をしたところ、短時間で100万回以上シェアされ、異例の社会現象となりました。
  • この現象は、各地の投票所で起きた投票用紙の記入ミスや情報不一致などの混乱に対する国民の不満を反映しており、ソーシャルメディアが民主主義プロセスを監視する強力なツールであることを示しました。
  • 選挙管理委員会は、一部の記入ミスはあったものの、すべての投票用紙が正しい選挙区に確実に送られると説明し、国民の懸念払拭に努めました。

「iLaw」が巻き起こした社会現象

2026年2月1日、タイの期日前投票日に、インターネット法改革対話(iLaw/アイロー)が投稿した、投票用紙の封筒に記載されたコードを確認するよう促すメッセージが、わずか数時間で100万回以上シェアされるという異例の社会現象を巻き起こしました。この投稿は、各投票所で発生した多くの不手際や混乱に対する国民の不満を背景に、瞬く間に拡散しました。

期日前投票日の混乱と問題点

この日、タイ全土の多くの有権者が投票所に足を運びましたが、各地で選挙プロセスの正確性に対する懸念が報告されました。

各地で報告された主な問題

  • 候補者情報の欠落: チョンブリー県やチェンライ県、ランパーン県第1選挙区では、パック・プラチャチョン(人民党)の下院議員候補者の紹介文書が投票所からなくなっていました。

  • QRコードの情報不一致: バンコクのバーンボン地区では、有権者が候補者情報を確認するために投票所の前に貼られたQRコードをスキャンしたところ、最新の情報ではなく2023年の選挙情報が表示されました。

  • 投票用紙封筒のコード誤記入: 多くの地域で共通して、担当職員が投票用紙の封筒に選挙区コードを誤って記入する問題が発生しました。有権者が指摘しても、すぐに修正されないケースが多数ありました。

これらの問題は、単なる小さなミスとして片付けられるものではなく、民主主義制度の根幹である選挙プロセスの信頼性に直接関わるものと見なされました。特にQRコードやデジタル情報システムといった技術が導入されている現代において、情報の不正確さは国民の不満と不信感を一層募らせる結果となりました。

「iLaw」の警告投稿と驚異的な拡散

このような状況の中、インターネットの法律と市民の権利に取り組む市民団体「iLaw(アイロー)」は、2月1日午前12時56分に自身のフェイスブックページに投稿を行いました。これは投票所が開設されてから約5時間後のことでした。

投稿の内容は、有権者に対し、投票用紙の封筒に記載されたコードを詳細に確認するよう促すものでした。これは、コードの誤りによって投票用紙が間違った選挙区に送られる「バット・カエン」と呼ばれる問題を防止するためです。

この投稿は、受け取った情報を共有し、国民が自身の権利を確認するよう呼びかけるものでしたが、その後の拡散は予想をはるかに超えるものでした。短時間のうちに100万回以上シェアされ、リアルタイムで1時間あたり10万回以上シェア数が伸び続け、タイ語の投稿としては過去最多のシェア数を記録する一つとなりました。

iLawのディレクターであるインチェープ・アッチャナノット氏は、フェイスブック上でタイ語のコンテンツが100万シェアに達するのを見たことがないと述べました。過去にはナショナルジオグラフィックのような世界的なメディアの可愛らしい動物の写真が、多言語で世界中の視聴者から数十万のシェアを得ていたのと比較し、今回のケースは純粋なタイ語の投稿であり、タイの政治状況という特殊な文脈で発生したことを強調しました。

インチェープ氏は、この投稿が状況に対する怒りと懸念から発信されたものであり、特定の記録を狙ったものではないと認め、ページの「いいね」を押す必要はなく、ただ全員が投票権を行使するよう促しました。

選挙管理委員会からの説明

投票箱が閉じられた後、選挙管理委員会事務局長のサウェーン・ブンミー氏は、投票用紙の封筒コードの誤記入問題について声明を発表しました。同氏は、一部の投票所でコードの記入ミスがあったとしても、すべての投票用紙は必ず正しい選挙区に送られると断言しました。これは、封筒の宛名が各選挙区の選挙管理委員会委員長宛に明確に記載されており、郵便局に送付する前に、有権者情報と投票用紙の数を再確認することで誤りを防ぐことができるためだと説明しました。

引用元:
https://www.prachachat.net/politics/news-1958961

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