タイ選挙:バーコードで秘密投票が露呈か

※この記事のメイン画像はAIによって生成されたイメージです。

この記事の要約

  • チュラロンコン大学のドクター・ジェッサダー・デンドゥアンボーリパン教授が、2026年のタイ総選挙における投票用紙のバーコードに秘密投票を侵害する可能性のある抜け穴が存在すると指摘しました。
  • 選挙管理委員会(กกต.)は、投票用紙のバーコードが個別の投票用紙番号と紐付けられ、さらに元帳と関連付け可能であることを認めました。
  • ジェッサダー教授は、選挙運動員がこの抜け穴を利用して、投票所の列の記録と開票時のバーコードスキャンを組み合わせることで、買収金を受け取った有権者が約束通りに投票したかを特定できる具体的な手順を仮説として提示しました。

バーコードによる秘密投票侵害の可能性

チュラロンコン大学のドクター・ジェッサダー・デンドゥアンボーリパン教授が、自身のFacebookアカウント「Jessada Denduangboripant」にて、タイ選挙管理委員会(กกต.)が2026年の総選挙投票用紙に固有の識別コードがあり、それが元帳と紐付け可能であることを認めた件に対し、懸念を表明しました。この認識により、多くの関係者が、有権者の秘密投票の原則が侵害される可能性について重大な懸念を抱いています。

教授は「買収金を受け取った人々の名前をバーコードスキャンでチェックする方法を運動員に教える」という見出しで投稿し、各投票用紙のバーコードがスキャン可能であり、元の投票用紙の元帳にまで遡ることができると述べました。これは、特定の投票用紙が誰のものであるかを特定できることを意味し、憲法が定める「直接かつ秘密の選挙」の原則に違反する可能性があるとの見解を示しています。

選挙管理委員会は、この秘密が漏洩するのは、誰かが不正に元帳を持ち出し、投票用紙とスキャンして比較した場合に限られると主張し、選挙書類の保管に関するセキュリティ対策は厳重であると強調しています。しかし、教授はこの主張に疑問を呈しています。

買収監視の具体的な手口とは

ジェッサダー教授は、元帳を使用せずに誰がどのように投票したかを確認する具体的な方法を考案しました。これは、選挙運動員が買収金を受け取った人々の投票行動を「チェック」するために利用される可能性があると指摘しています。

  1. 投票所の記録: 投票用紙を受け取り、投票ブースに入る列に並ぶ際、カメラで順番と顔を記録します。小さな投票所では、村の住民全員が互いをよく知っているため、人々の特定が容易です。
  2. 開票時の記録: 投票が終了し、開票が始まったら、一枚一枚の投票用紙の開票結果をカメラで撮影します。
  3. バーコードスキャン: 撮影した各投票用紙の画像を使い、バーコードをスキャンして個別の投票番号を取得します。これにより、投票者ごとの番号が最初から最後まで順番に得られます。
  4. 情報照合: 得られた投票番号の順番を、投票所の列に並んだ人々の画像と照合することで、誰がどの候補者に投票したかを特定できるようになります。
  5. 元帳との照合(補助): 元帳1冊に20枚の投票用紙が含まれるという原則を利用して、投票順序が合っているか確認できます。
  6. 内部協力: もし投票所の職員とコネがあれば、各元帳の最初の番号を密かに取得し、確認の精度をさらに高めることが可能です。
  7. 不正追及: これらの情報をもとに、買収金を受け取ったにもかかわらず約束通りに投票しなかった人物を特定し、追及することができると教授は警告しています。

Thai-Picks View

この疑惑が解消されなければ、将来のタイの選挙に対する国民の信頼は大きく損なわれるでしょう。選挙管理委員会は、透明性を高め、有権者の秘密投票が確実に保護されるよう、より厳格な対策を講じるべきです。

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引用元:
https://www.prachachat.net/politics/news-1965150

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