※この記事のメイン画像はAIによって生成されたイメージです。

この記事の要約

  • タイの元選挙管理委員会(コークー・トー:EEC)委員が、選挙投票用紙に規定外のバーコードやQRコードが追加されたことを問題視しました。
  • 特にピンク色の比例代表投票用紙に付与されたバーコードは、誰が誰に投票したかを特定できる可能性があり、投票の秘密が侵害されるリスクを指摘しています。
  • この「高価なおまけ」は、追加費用として約40億バーツ(約160億円)の無駄が生じる可能性があると警告しています。

高額な「おまけ」付き投票用紙の疑惑

2026年2月17日、元タイ選挙管理委員会(コークー・トー:EEC)委員のソンチャイ・シーサッティヤコーン氏は自身のFacebookページ「パン・パイナイ – ソンチャイ・シーサッティヤコーン」で、総選挙と国民投票で使用される投票用紙に「高価なおまけ」が付いていると指摘し、物議を醸しています。EECが同じ印刷業者に発注した3種類の投票用紙(ピンク色の比例代表、緑色の小選挙区、黄色の国民投票用)に、異なる「おまけ」が追加されているというのです。

具体的には、ピンク色の比例代表投票用紙にはバーコードが、緑色の小選挙区投票用紙にはQRコードがそれぞれ追加されています。黄色い国民投票用紙には今のところ「おまけ」は見られないとのことですが、同じ機関が発注し、各5,600万枚という大量の投票用紙を印刷するにもかかわらず、なぜこのような差異が生じたのかが問題視されています。

不正防止策に関する契約条件(TOR)の矛盾

ソンチャイ氏が公開した契約条件(TOR)を見ると、投票用紙の偽造、過剰印刷、管轄外での使用を防ぐための不正対策として、最低限以下の6項目を義務付けています。

  1. 模様、欠陥、シンボル、または秘密コード
  2. 特殊な模様デザイン
  3. 隠されたマイクロテキスト
  4. 紫外線を当てることで見える特殊インク
  5. 不正発生時の調査用データまたはコード
  6. スキャンやコピーを防止する模様

しかし、これらの項目にはバーコードやQRコードに関する記載は一切ありません。このため、これら両方がTORに記載されていないにもかかわらず追加された「おまけ」であり、特にピンク色の投票用紙に付与されたバーコードは「非常に高価なおまけ」であるとソンチャイ氏は強調しています。

個人情報特定のリスクと高まる懸念

緑色の小選挙区投票用紙に付与されたQRコードは、5桁の英数字コードを読み取るだけで、直接投票用紙番号にリンクすることはできません。デコードキーの開示には裁判所の命令が必要であり、さらにそのキー保有者が個々の投票用紙番号と紐付けられるかどうかも不明なため、セキュリティは比較的高いとされています。

しかし、問題はピンク色の比例代表投票用紙です。誰でもバーコードをスキャンすれば投票用紙番号が分かり、有権者リストと照合することで、誰がどの票を投じたかを特定できる可能性があるとソンチャイ氏は指摘しています。これは投票の秘密が侵害される重大なリスクをはらんでいます。

印刷会社はTORに「最低限6項目」とあったため、追加要素を提案したとしても問題はありません。しかし、ソンチャイ氏は、EECがその「高価なおまけ」に「目がくらみ」、熟慮せずに承認した可能性を指摘。「どれだけ不注意だったか、考えが及ばなかったかは分からないが、このおまけが実際に高価であることは間違いない」と述べています。

もし再選挙が行われた場合、ピンク色の投票用紙だけで約40億バーツ(約160億円)もの費用がかかるとされ、この莫大な費用負担が誰にのしかかるのかと疑問を呈しています。

Thai-Picks View

この問題は、タイの選挙における透明性と公正性への信頼を大きく損なう可能性があります。今後、選挙管理委員会による詳細な説明と、不正防止のための具体的な対策が迅速に求められるでしょう。

関連記事を詳しく読む(外部サイト)

引用元:
https://www.khaosod.co.th/politics/news_10140614

#タイ 選挙 #タイ 選挙不正 #タイ 選管 #タイ 政治

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です