仏教保護委員会は俗人統治ではない

※この記事のメイン画像はAIによって生成されたイメージです。

この記事の要約

  • 仏教保護国家委員会(KPC)は、俗人が僧侶を直接統治する組織ではないとタマサート大学の学者が説明しました。
  • KPCの主要な役割は、僧侶の財産管理、特に金融面での腐敗防止策を策定し、国家と仏教界の連携を強化することです。
  • KPCが決定する僧侶行政に関する措置は、最高僧長と最高僧評議会の承認が必須とされており、僧侶の権限を侵害しない構造です。

仏教保護国家委員会(KPC)の設立とその役割

タマサート大学法学部の助教ドクター・クリット・プーニヤマート氏が、新設された仏教保護国家委員会(KPC)について解説しました。同氏によると、KPCは俗人が僧侶を統治するものではなく、仏教を守り、保護するための提案と仕組み作りを担います。KPCが策定する僧侶行政に直接関わる措置は、必ず最高僧長(ソンデットプラサンカラート)の承認と最高僧評議会(マハーターンサマーコム)の同意が必要であり、KPCの活動は最高僧長および最高僧評議会の権限を侵害しません。

金融・資産管理の改革に焦点

2026年2月2日に発表されたKPCの委員名簿を見ると、仏教界の組織再編、特に「金融管理と資産管理」に焦点を当てていることが伺えます。これは、タイ中央銀行元委員会委員長のパラメティー・ウィモンシリ氏が金融担当の専門委員に、そして元財務大臣のアーコム・トゥームピッタヤパイシット氏が資産管理担当の専門委員に任命されたことから明らかです。2025年仏教保護に関する首相府規則は、寺院の資産管理を監督するための広範な規則を設定しています。これは、寺院の財産や金銭を管理するための措置や仕組みの枠組みを規定するものであり、将来的にどのような具体的な措置が導入され、過去に発生した僧侶による汚職問題の解決に十分であるかどうかが注目されます。

国家と仏教界の連携強化

KPCは、内務省事務次官や国家警察長官などの国家代表である職務上の委員と、最高僧評議会の承認を受けた専門委員の2部構成となっています。これにより、KPCは国家(アーナージャック)と仏教界(プッタジャック)間の連携を強化する役割を果たし、仏教を保護するための政策や措置、仕組みをより効率的に策定することが可能になります。これは、これまで連携が十分でなかった現状を改善するKPCの大きな利点の一つとされています。

中央律師委員会と中央法師委員会の新設

KPC以外にも、首相府規則の下で中央律師委員会(カナーウィナイトーンクラーン)と中央法師委員会(カナータンマトーンクラーン)という2つの組織が設立されました。中央律師委員会は、僧侶の戒律(ヴィナヤ)の解釈と適用に関する問題を裁定し、中央法師委員会は仏教の教え(ダンマ)の歪曲に関する問題を裁定します。これらの委員会は、最高僧長が戒律と教義に精通した僧侶を各10名任命し、最高僧評議会の同意を得て設立されます。これらの委員会は、タイの僧侶に対する戒律と教義に関する顧問機関として機能しますが、現時点ではまだ任命されていません。ドクター・クリット氏は、「今後、僧侶の間で戒律の解釈に関する問題や教えの歪曲に関する疑惑が生じた場合、これら二つの委員会が審議・裁定し、最高僧長と最高僧評議会に提出します。両組織の承認が得られれば、その決定は僧侶全体に一般的に適用されます」と述べました。

タイ国家と仏教の緊密な関係

ドクター・クリット氏は、KPCの設立は、教えの歪曲や様々な形での仏教破壊の傾向があるという信念に基づき、タイ政府が仏教を支援し保護しようとする試みであると付け加えました。政府はこれを国家安全保障への脅威と見なしています。このような真剣な取り組みは、タイ国家と仏教の間の緊密な結びつきを反映しています。しかし、問われるべきは、最終的にこのようなタイ政府の姿勢が、この国の宗教の自由と多様性の保護に障害をもたらす可能性があるかどうかであり、これは今後も議論すべき重要な問題であると指摘しました。

Thai-Picks View

今後の予想: KPCは僧侶の財政透明性を高め、汚職防止に一定の効果を発揮すると予想されます。アドバイス: 宗教の自由とのバランスに配慮しつつ、委員会は開かれた議論を通じて国民の理解を得ることが重要です。関連記事を詳しく読む(外部サイト)Facebookでシェア Twitterでシェア LINEでシェア

引用元:
https://www.prachachat.net/general/news-1966582

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