パンガン島、AI麻薬密売でロシア人DJ逮捕

パンガン島、AI麻薬密売でロシア人DJ逮捕

タイ南部のリゾート地、パンガン島でAIを駆使した前代未聞の麻薬密売システムを運営していたロシア人DJが逮捕されるという衝撃的な事件が発生しました。カオソッド・イングリッシュが報じたところによると、このシステムは注文から受け渡しまで完全に自動化されていたとのことです。

この記事の要約

  • ロシア人DJが、AIとメッセージアプリ「テレグラム」を利用した自動麻薬販売システムを運営していた疑いで逮捕。
  • 購入者はクレジットカードで決済後、GPS座標を頼りに隠された薬物を回収する手口が使われていました。
  • 警察はコカインやMDMAに加え、致死性の高い新型ドラッグ「2CB」も押収し、警鐘を鳴らしています。

ハイテク麻薬取引の驚くべき手口

2026年3月9日、スラタニ県のパンガン島で観光警察は、情報提供を元に不審な赤いセダンをバーンタイ地区のフア・ティアン桟橋近くで停止させました。運転していたのはロシア国籍のアントン・ペトゥホフ容疑者(41)で、薬物で酩酊しているように見え、コカインの使用を認めたため逮捕に至りました。

自宅から大量の薬物を押収

その後の家宅捜索で、警察はコカイン115.69グラムケタミン11.37グラムMDMA結晶4.42グラム、そしてMDMA錠剤5錠を押収しました。捜査官によると、ペトゥホフ容疑者は表向きDJとして活動しながら、裏で麻薬密売を行っていたとみられています。注文はテレグラムのAIによる自動応答で処理され、購入者はクレジットカードで支払いを済ませると、薬物が埋められた場所のGPS座標が送られてくるという仕組みでした。

危険な新型ドラッグ「2CB」の出現

押収物の中には「オオカミの頭」や「ドクロ」のニックネームで呼ばれる新型の錠剤「2CB」も含まれていました。これはパーティー参加者を惹きつけるためにカラフルな形状をしています。当局は、この薬物がMDMA、ケタミン、コカイン、カフェインを含む多剤混合物であり、摂取すると呼吸不全や死に至る可能性があると強く警告しています。

容疑者にかけられた複数の罪状

ペトゥホフ容疑者は、第1種麻薬(MDMA)の所持および販売第2種麻薬(コカイン)の販売向精神薬(ケタミン)の販売、そして違法薬物使用など複数の容疑で訴追されています。身柄はパンガン島警察署の捜査官に引き渡され、警察はさらに捜査を拡大する方針です。

Thai-Picks View

今回の事件は、AIやGPSといった現代技術を悪用した非常に巧妙な手口であり、今後の薬物犯罪の新たな傾向を示す可能性があります。特にパンガン島のようなパーティーで有名な観光地では、警察によるサイバー犯罪対策と薬物取締りが一層強化されるでしょう。模倣犯の出現も懸念されます。

在住日本人や旅行者は、パーティー会場や路上で見知らぬ人物から薬物を勧められても絶対に手を出さないでください。また、テレグラムなどの匿名性の高いアプリでの怪しげなグループへの参加も避けるべきです。タイの薬物関連法は非常に厳しく、外国人であっても最高刑は死刑となる重罪です。不審な活動を見かけた場合は、すぐに警察に通報してください。

万が一、事件に巻き込まれたり、緊急の助けが必要な場合は、以下の連絡先を控えておくと安心です。
在タイ日本国大使館:+66-2-207-8500
ツーリストポリス:1155

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※この記事のメイン画像はAIによって生成されたイメージです。