タイ:議員選出基準明確化と計算式公開

この記事の要約
- 2026年1月16日、タイ選挙管理委員会事務局は、2017年憲法および関連法に基づき、下院議員(地域選出および比例代表)の議席数計算ガイドラインを公表しました。
- タイ王国全土を対象に、議員数の算出にはタイ国籍保持者の人口のみが用いられ、これは憲法裁判所の判断に基づくものです。
- 選挙管理委員会事務局が基準を公開し、中央登録局が人口データを提供、憲法裁判所が「国民」の定義について判断を下しました。
タイ下院議員選出基準を明確化:選挙管理委員会が計算式を発表
- タイ選挙管理委員会事務局が、地域選出議員と比例代表議員の議席数計算基準を公表しました。
- 2026年の解散総選挙時には、2025年12月31日時点の人口データに基づき、議席数が再計算される可能性があります。
- 議員数と選挙区の割り当てには、憲法裁判所の判断によりタイ国籍保持者のみの人口が使用されます。
下院議員数算出の基本原則
タイ選挙管理委員会事務局は、下院議員の議席数を計算する具体的な基準を文書で発表しました。この計算は、地域選出議員と比例代表議員の両方に適用されます。全てのプロセスは、2017年タイ王国憲法と2018年下院議員選挙法に厳格に従って実施されることが確認されています。
地域選出議員の計算方法
地域選出議員の定数400議席の割り当ては、憲法第86条第1項に基づいています。この条項では、選挙が実施される前年の最終日における全国民の総数を、下院議員数400人で割って平均値を算出するよう規定されています。これにより、各議席が代表する人口の目安が決定されます。
最新の人口データに基づく算出結果
2025年12月2日付の官報で発表された情報によると、2024年12月31日時点のタイ全土におけるタイ国籍保持者の総数は64,953,661人でした。この数値に基づいて計算された平均値は、下院議員1人あたり約162,384人となります。この平均値が、各県の選挙区数を割り当てる際の主要な基準として用いられています。
2026年総選挙における議員数調整の可能性
もし2026年に議会が解散され、総選挙が実施される場合には、新たな人口データが計算に用いられます。具体的には、中央登録局が発表する2025年12月31日時点のタイ国籍保持者の人口データが基準となります。これにより、地域選出議員数および各県の選挙区数が再度計算されることになります。
一部の県では議員数が増減する可能性
この再計算の結果、一部の県では、人口比率の変動に応じて下院議員の議席数や選挙区数が増加または減少する可能性があります。これは、人口動態の変化を正確に反映させるための措置です。
「国民」の定義:タイ国籍保持者に限定
下院議員の議席数と選挙区の決定においては、タイ国籍を持つ国民のデータのみが使用されます。これは、タイ国籍を持たない人々は計算対象から除外されるという原則です。
憲法裁判所の判断が影響
この原則は、2023年3月3日に下された憲法裁判所の判決第2/2566号に基づいて厳格に実施されています。憲法裁判所は、憲法第86条第1項で言及されている「国民」という言葉は、タイ国籍保持者のみを指すとの判断を示しました。この判決により、下院議員数の計算においてタイ国籍保持者の人口データが不可欠な基準となっています。
引用元:
https://www.prachachat.net/politics/news-1951883
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