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タイ東北部のノンカーイ県で、国王陛下のご厚意により、タイを代表する伝統舞踊劇「コーン」が上演されました。Khaosodの報道によると、悪天候にもかかわらず、多くの観客が国賓級の絢爛な舞台に熱狂しました。
この記事の要約
- ノンカーイ県で、王室主催の伝統舞踊劇「コーン」が開催されました。
- 初日は悪天候で中止となるも、翌日には多くの観客が詰めかけ大盛況でした。
- タイの高級芸能の保存と観光振興が目的で、若者にも文化への理解を深める機会となりました。
ノンカーイに「コーン」が降臨、熱狂の2日間!
2026年3月22日、ノンカーイ県ムアン郡のワット・ラムドゥアン前メコン川沿いのナーガ像文化広場(ラーン・ワッタナタム・パヤーナーカ・クー)にて、国王陛下のご厚意による伝統舞踊劇「コーン」が開催されました。内務省のソンサック・トーンシー副大臣が式典の議長を務め、国王陛下側近のクンイン・ジャンタニー・タナラック氏、国際儒教連盟副会長のピニット・ジャールソンバット氏、ノンカーイ県知事のサラサック・シークルーアネット氏ら多数の要人が出席しました。
この特別な「コーン」公演は、もともと3月21日と22日の2日間にわたって開催される予定でした。しかし、初日の21日は激しい雨と強風のため、公演が途中で中止となるというハプニングに見舞われました。このため、翌日の最終公演には、ノンカーイの地元住民やタイ旅行中の観光客が多数詰めかけ、会場は熱気に包まれました。
王室の粋を凝らした「ラーマキエン」の世界
今回の演目は、タイの国民的叙事詩「ラーマキエン」を題材にした「ハヌマーン・チャーンカムヘン」でした。この王室「コーン」公演は、タイ全土で8番目の開催地としてノンカーイ県で実施され、その舞台は観客を魅了しました。
これは、プミポン前国王陛下とシリキット王太后陛下の伝統文化保護に関するご意向を継承し、タイの高貴な伝統芸術を保存し発展させることを目的としています。ノンカーイの生徒、学生、若者、公務員、そして一般市民や観光客がタイの芸術文化への理解を深め、その価値に誇りを持つ機会を提供するとともに、ノンカーイ県への観光振興への貢献も期待されています。
Thai-Picks View
タイの伝統舞踊劇「コーン」は、単なるエンターテインメントではありません。その起源はヒンドゥー教の神々を王の化身とみなす思想と結びつき、タイ王室の権威を強化する役割も果たしてきました。ラーマキエン物語はタイ人の精神文化の根幹をなしており、その壮大な世界観は、現代のタイにおいても脈々と受け継がれる文化遺産と言えるでしょう。文化省がトムヤムクンなどと共にユネスコ無形文化遺産への登録を目指す活動からも、タイが「ソフトパワー」として自国の文化を世界に広めようとする強い意志が感じられますね。
ノンカーイのような地方都市でこのような大規模な公演が開催されるのは、地域文化の活性化とタイ旅行の魅力向上に繋がります。もしタイの伝統文化に触れたいなら、バンコクにあるシャラー・チャルームクルン劇場などで定期公演を鑑賞するのもおすすめです。また、ノンカーイを訪れる機会があれば、ワット・ラムドゥアン周辺のメコン川沿いを散策し、地元の暮らしや風情を感じてみるのも良いでしょう。地元の人と「コーン」の話題で盛り上がるのも、素敵なタイ体験になるはずです。
おすすめスポット
- ワット・ラムドゥアン(ノンカーイ県): メコン川沿いに位置する歴史ある寺院。
- ナーガ像文化広場(ノンカーイ県): メコン川と巨大ナーガ像がシンボルの憩いの場。
- シャラー・チャルームクルン劇場(バンコク): 定期的に「コーン」が上演される王室劇場。