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タイ・バンコク 物価高騰対策に「自給自足」を

By編集長

3月 23, 2026
出典:元記事

バンコクの元老院議員が、高騰する生活費への対策として「家庭菜園と動物の飼育」による自給自足生活を提言しました。中東情勢に端を発するエネルギー価格の上昇が物価全体を押し上げており、市民の暮らしを直撃しています。この動きはKhaosod Englishが報じました。

この記事の要約

  • バンコクの元老院議員が、物価高騰への対策として家庭での食料自給自足を推奨しました。
  • 中東情勢によるエネルギー価格の高騰が原因で、卵やインスタント麺などの生活必需品の値上がりが懸念されています。
  • 議員は商業省に対し、不当な値上げがないか厳しく監視するよう求めました。

タイ・バンコク 物価高騰の背景と議員の提言

3月23日、国会での元老院会議において、パティマー・ジラパット議員は、中東情勢に起因するエネルギー価格の高騰が、タイ全土の物価上昇を引き起こしていると指摘しました。例えば、卵の価格は1個あたり20サタン(約1円)上昇しており、国民の生活に欠かせない「ママ」ブランドのインスタント麺も値上げされる可能性があり、これは国民の生活が困難に直面していることを示す重要な指標であると警告しました。

ジラパット議員は、商業省に対し、物価上昇を厳しく監視するよう強く求めました。一部の価格上昇は生産コストの上昇を反映しているものの、中には便乗値上げの可能性もあると懸念を示しました。理由のない急激な値上げではなく、コスト構造や上昇率を明確に説明すべきだと強調し、価格調整の透明性を求めています。

家庭でできる自給自足のすすめと長期的な対策

議員は、危機がエネルギー分野だけでなく、原材料費の高騰によりプラスチック製品など広範な品目に影響を及ぼしていると述べました。その上で、農業部門におけるバイオディーゼルの利用拡大を推進するとともに、各家庭に対しては、より自給自足的な生活様式を取り入れることを奨励しました。具体的には、野菜の栽培、各家庭でニワトリを2羽飼育すること、そして魚の養殖などを挙げ、これらが世界の緊張がさらにエスカレートした場合の長期的な解決策となると提案しています。

このような自給自足の提言は、タイの伝統的な生活様式にも通じるものであり、現代社会における持続可能な暮らし方としても注目を集めています。特に、食料品の価格高騰が続く中で、自身の食料をまかなうことは、経済的な負担を軽減するだけでなく、食の安全にも繋がるでしょう。

Thai-Picks View

タイで物価高騰が続く中、政府高官が「家庭菜園とニワトリの飼育」を推奨するというのは、私たち日本人から見ると少し驚きかもしれませんね。タイでは昔から家庭で野菜を育てたり、鶏を飼ったりすることが珍しくなく、現代でも地方ではごく自然な風景です。特に経済的に厳しい時期には、こうした自給自足の知恵が再評価されることがよくあります。タイ政府は以前からSDGs推進にも力を入れており、持続可能な社会の実現は重要な課題。日々のニュースの裏には、こうしたタイ独自の生活文化や政策的な背景が隠れていることを知ると、より深くタイ社会を理解できますね。

もしタイで自給自足に興味があるなら、まずは自宅のベランダでハーブや簡単な野菜を育ててみるのがおすすめです。タイの気候は栽培に適しており、スーパーで買うよりも新鮮で安心な食材が手に入ります。市場で種や苗を探すのもローカルな体験として楽しいでしょう。また、バンコク郊外にはアグロツーリズムを楽しめる農園や、オーガニック製品を扱うカフェも増えています。休日に出かけて、タイの食文化や持続可能な暮らしについて考えるきっかけにするのも良いかもしれません。

おすすめスポット

  • サンデーチャトゥチャックマーケット(プラトゥーチャック市場): 週末のみ開催。園芸用品や苗、種なども豊富に揃います。BTSモーチット駅、MRTチャトゥチャック公園駅からすぐ。
  • パタヴィア・マーケット(ファームマーケット): 新鮮な農産物やオーガニック製品が手に入る市場。バンコク郊外にいくつかあります。
  • タイのオーガニックカフェ巡り: 自家農園を持つカフェや、地元の新鮮な食材を使った料理を提供するカフェがバンコク都内に点在。

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