タイ全土で、2026年3月24日からガソリン価格が大幅に引き上げられることになりました。 この発表はタイの多くの人々、特に在住日本人にとって家計に直結する大きなニュースです。タイの主要メディア、カオソッドが報じました。
この記事の要約
- 2026年3月24日午前5時より、ガソリンおよびガスホールが1リットルあたり1バーツ(約5円)値上げ。
- ディーゼル燃料も1リットルあたり90サタン(約4.5円)値上げ、プレミアムディーゼルは1.50バーツ(約7.5円)値上げ。
- PTTステーションが価格改定を発表し、タイ全土の燃料費高騰が懸念されています。
燃料価格改定の詳細
2026年3月23日、PTTステーションは、24日午前5時以降の燃料小売価格の引き上げを発表しました。ガソリンおよびガスホール全種が1リットルあたり1バーツの値上げとなります。
この改定により、主な燃料価格(バンコク首都圏を除く税抜価格)は以下の通りとなります。
- ベンジン: 42.64バーツ/リットル(約213円)
- ガスホール95: 34.05バーツ/リットル(約170円)
- ガスホール91: 33.68バーツ/リットル(約168円)
- E20: 29.05バーツ/リットル(約145円)
- E85: 25.79バーツ/リットル(約129円)
- プレミアムガスホール95: 43.04バーツ/リットル(約215円)
ディーゼル燃料も連動して上昇
ディーゼル燃料については、1リットルあたり90サタンの値上げとなります。これにより、ディーゼルB7は32.04バーツ/リットル(約160円)、ディーゼルB20は32.04バーツ/リットル(約160円)となります。さらに、プレミアムディーゼルは1.50バーツ(約7.5円)と最も大幅な値上げとなり、46.14バーツ/リットル(約230円)に達します。
今回の燃料費高騰は、タイの物流コストにも影響を与え、ひいては物価上昇を招く可能性があるため、タイ在住者は注意が必要です。
Thai-Picks View
タイの燃料価格は、国際原油価格の変動に大きく左右され、国営企業PTTがその価格設定を担っています。交通部門ではガソリンの高騰を受けて天然ガスへの移行が進むなど、エネルギー構造の変化が試みられてきましたが、依然として化石燃料への依存度が高いのが現状です。政府は省エネルギーや製造業における燃料転換、そして電気自動車(EV)へのシフトを推進していますが、バイオ燃料などの代替エネルギーはコスト面での課題も抱えており、国際市場の動向が国内価格に直接影響を与えやすい構造となっています。
今回の燃料価格上昇は、タイに住む日本人にとっても生活費に直結する重要な問題です。自家用車やバイクを利用する方はもちろん、タクシーやバスといった公共交通機関の運賃にも影響が及ぶ可能性があります。また、物流コストの増加は食料品や日用品の価格にも転嫁されるため、日常の物価上昇として家計を圧迫する可能性があります。燃料費を抑えるためには、公共交通機関の利用を増やしたり、燃費の良い移動手段を検討したり、予算を再調整するなど、賢い生活防衛策が求められるでしょう。