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タイ株が反発、中東情勢緩和で回復

By編集長

3月 25, 2026
出典:元記事

2026年3月24日のタイ株式市場は、中東情勢の緊張緩和を受けて、大幅に反発しました。主要株価指数SETは、地域全体の回復基調に乗り、投資家の安心感を誘いました。この経済ニュースは、タイの金融情報サイトPrachachat.netが報じました。

この記事の要約

  • SET指数が1,410.39ポイントで取引を終え、13.05ポイント上昇(+0.93%)しました。
  • 米国がイランへの攻撃を延期したことで中東情勢が緩和し、アジア地域の市場とともにタイ市場も回復基調となりました。
  • 観光、金融、銀行などのセクターが上昇を牽引する一方、エネルギー・石油化学セクターは利益確定売りにより下落しました。

市場概況と回復の背景

Prachachat.netの報道によると、2026年3月24日のタイ株式市場(SET)は、前日比13.05ポイント高の1,410.39ポイントで取引を終了しました。取引総額は615.45億バーツ(約3,077億円)に達しました。機関投資家、証券会社の自己勘定、そして海外投資家はそれぞれ買い越しを見せた一方、国内個人投資家は18.3億バーツ(約91.5億円)の売り越しとなりました。

InnovestXによると、米国がイランのエネルギーインフラへの攻撃を延期したことで、中東情勢の緊張が和らぎ、タイ市場はアジア地域全体の回復基調に乗って上昇しました。この日は、観光、金融、銀行、運輸、電子部品などのセクターが好調に推移しました。

主要セクターの動向

AOT(タイ空港公社、+2.09%)、KTB(クルンタイ銀行、+2.96%)、BBL(バンコク銀行、+2.45%)、MINT(マイナー・インターナショナル、+4.76%)などの主要な大型株が反発し、市場を牽引しました。

一方、BANPU(バンプー石炭、-5.56%)、AGE(エー・ジー・イー、-6.67%)、LANNA(ランナーフューエル、-5.49%)、PTTEP(タイ石油探査生産公社、-0.32%)といったエネルギー株、そしてIVL(インドラマ・ベンチャーズ、-8.20%)、PTTGC(PTTグローバルケミカル、-3.73%)などの石油化学株は、利益確定売りが集中し下落しました。これらは中東での緊張高まりを受けて継続的に上昇していたため、その反動と見られています。

取引高上位銘柄

この日の取引で最も活発だったのは以下の5銘柄です。

  1. PTTEP:取引額43.72億バーツ(約218.6億円)、終値154.50バーツ(0.50バーツ下落
  2. SCB:取引額42.90億バーツ(約214.5億円)、終値145.00バーツ(2.00バーツ上昇
  3. DELTA:取引額39.01億バーツ(約195.0億円)、終値264.00バーツ(4.00バーツ上昇
  4. TRUE:取引額35.00億バーツ(約175.0億円)、終値13.70バーツ(0.10バーツ上昇
  5. KBANK:取引額32.10億バーツ(約160.5億円)、終値189.00バーツ(2.50バーツ上昇

Thai-Picks View

タイ株式市場の動向は、単なる経済指標に留まらず、国内外の様々な要因に左右されます。特に、世界経済フォーラムの「グローバルリスク報告書」でも指摘されるように、地政学的リスクや国際経済秩序の揺らぎが、タイのような新興国市場には大きな不確実性をもたらします。タイ新政権も財政支出の拡大や安定財源の確保といった課題に直面しており、市場は常にこれらの政治的・経済的変動に敏感に反応しています。

このような市場のボラティリティは、タイ在住日本人の生活にも間接的に影響を与えます。例えば、投資を行っている方は市場の動向を注視する必要がありますし、観光産業の回復は雇用情勢や物価にも影響を与える可能性があります。経済の不確実性が高まる時期は、家計管理をより慎重に行い、為替レートの変動にも注意を払うなど、経済的な自衛策を講じることが重要です。

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