タイのロッブリー県で、バイク店がガソリンを1リットルわずか1バーツ(約5円)という驚きの価格で提供するキャンペーンを実施し、600台を超えるバイクが長蛇の列を作りました。ガソリン価格の高騰が続く中、市民の生活を支援しようというこの取り組みは大きな話題を呼んでいます。タイの人気メディアKhaosod(カオソッド)が報じました。
この記事の要約
- ロッブリー県のバイク店がガソリンを1リットル1バーツ(約5円)で販売する異例のキャンペーンを実施。
- 600台以上のバイクが早朝から列をなし、ライダーたちはガソリン代の負担軽減に喜びの声。
- 店主はガソリン価格高騰に苦しむ市民、特に配達員やバイクタクシー運転手への支援が目的と説明。
ロッブリーでガソリン1バーツの驚きキャンペーン、600台が殺到
2026年3月28日、タイ中部のロッブリー県ムアン郡にあるバイク販売店「チャルームチャイ・ロッブリー・コンラカー」および「チョークアナンチャルーン」が、驚きのプロモーションを実施しました。なんと、ガソリンを1リットルわずか1バーツ(約5円)で販売するというのです。この破格のキャンペーンは、バイクを利用する人々を対象に、満タン5リットルまで、つまり最大5バーツ(約25円)で給油できるというものでした。
この日、ガソリンを求めて集まったバイクは600台以上にも上り、早朝6時にはすでに500メートル近くの長蛇の列ができていました。行列に並んだ人々は、ガソリン代の負担が軽減されることに喜びの声を上げ、主催者への感謝を述べました。会場では、ガソリンの提供だけでなく、カノムチン(タイ風そうめん)や飲料水も無料で配布され、賑やかな雰囲気となりました。
店主の温かい心遣い:市民の負担を軽減
この画期的な企画を主導したのは、チョークアナンチャルーン社のマネージングディレクターであるチェートサック・リムソンプロット氏です。彼は、現在のガソリン価格高騰の状況に心を痛め、特に配達員(ライダー)やバイクタクシーの運転手など、バイクを仕事の手段として利用する人々が直面する経済的負担を軽減したいという強い思いから、今回のキャンペーンを企画したと語りました。
給油されたガソリンは、チェートサック氏の家族が経営するバンチャークのガソリンスタンドから調達されたガソホール95です。この日、合計2,000リットルのガソリンが用意されましたが、もし不足するようなら、さらに追加して利用者の需要に応える準備も整えられていました。このような地域住民への温かい支援は、多くの人々に感動を与えています。
Thai-Picks View
タイでは、バイクが市民の重要な交通手段であり、特に地方都市ではその傾向が顕著です。都市化が進む一方で、地方と大都市の間には経済格差が存在し、物価高騰は低所得者層の生活に直結する大きな問題となっています。ガソリン価格の上昇は、バイクタクシー運転手やフードデリバリーのライダーなど、バイクを仕事の足とする人々にとっては死活問題。そんな中、企業がこのような直接的な支援を行うことは、地域社会への貢献として非常に高く評価されます。タイの人々の助け合いの精神や、企業が社会的な役割を果たす姿勢が垣間見えるニュースですね。
ロッブリー県は、バンコクから車で約2時間の距離にあり、歴史的な遺跡や自然が豊かなエリアとして知られています。もしロッブリーを訪れる機会があれば、こうした地域に根差した企業活動にも目を向けてみるのも面白いかもしれません。地元の人々の生活を支える取り組みを知ることで、タイの文化や社会をより深く理解できるでしょう。
- ワット・プラシーラッタナーマハータート: ロッブリーの中心部にある美しいクメール様式の寺院。
- プラ・プラーン・サーム・ヨート: 有名な「猿の寺」で、多くの猿が生息するユニークな観光スポット。
- ナライラチャニウェート宮殿: 17世紀に建てられた歴史的な宮殿で、博物館としても公開されています。