タイ選管「バーコードは投票の秘密を守る安全策」

※この記事のメイン画像はAIによって生成されたイメージです。

この記事の要約

  • タイ選挙管理委員会(選管)は、投票用紙のバーコードは投票の秘密を守るためのものであり、個人を特定する目的ではないと説明しました。
  • 2026年2月8日の選挙後、ソーシャルメディア上でバーコードが投票の秘密を侵害する可能性について懸念が浮上していました。
  • 国際連合の世界人権宣言に基づく「直接投票と秘密投票」および「選挙の安全性」の原則を両立させるための方策であることを強調しています。

背景:ソーシャルメディアでの懸念

2026年2月8日の選挙後、ソーシャルメディア上で投票用紙に印刷されたバーコードやQRコードが、投票者を特定し、投票の秘密が侵害されるのではないかという疑問の声が上がりました。

選挙管理委員会書記長の説明

2026年2月15日、タイ選挙管理委員会(以下、選管)のサウェーン・ブンミー書記長は自身のFacebookで、投票の原則と投票用紙の安全性について以下のように説明しました。

彼は、選挙システムは自由で公正であり、全ての有権者の秘密を保護する原則に則っていることを強調しました。

バーコードと二つの基本原則

サウェーン書記長は、投票用紙のバーコードが関わる主要な二つの原則を挙げました。

  1. 直接投票と秘密投票の原則
    これは、国際連合(UN)の世界人権宣言(UDHR)に定められた、選挙における基本的な人権原則です。有権者が自ら投票し、誰にもその内容が知られないことを意味します。
  2. 投票用紙と選挙の安全性の原則
    これも世界人権宣言に基づく「自由で公正な選挙」を実現するための原則です。法律により、投票用紙の偽造防止、偽造用紙の使用防止、管轄外での使用防止、適切な配布管理といった選挙の公平性と信頼性を確保するための安全対策が義務付けられています。

バーコードは、主に「投票用紙と選挙の安全性の原則」のために導入されています。しかし、この安全性の原則が「直接投票と秘密投票の原則」の本質を侵害してはなりません。両方の原則が円滑に機能するためのプロセスが不可欠です。

バーコードによる秘密投票の保護

サウェーン書記長は、投票用紙のバーコードを観察したり撮影したりしても、「どの有権者が誰に投票したかを特定することは絶対に不可能である」と明言しました。もし誰かが有権者の投票内容を知ろうと試みた場合(これは選挙の公正性を損なう行為であり、秘密投票の原則とは別の問題です)、それに対処するための措置が講じられています。

投票用紙の控え、投票所の名簿、実際に投じられた投票用紙は、それぞれ異なる袋に入れられ、厳重に保管されます。これらの書類は、裁判所の命令なしには誰にもアクセスできません。裁判所の命令により開封される場合も、選挙の不正が申し立てられた場合に限り、必要最低限の書類のみが開封されます。全ての関連文書が同時に開示されることはありません。

投票所職員による不正行為への対応

投票所職員(グパナー)が投票用紙を撮影し、外部の人物に提供するのではないかという懸念に対し、書記長は、直接投票と秘密投票の原則は、選管職員や投票所職員を含む全ての人に適用されると述べました。投票用紙に最も近い位置にいる投票用紙配布担当の職員が不正行為を行った場合、それは選挙の公正性を損なう公務員による重大な違反となります。

しかし、バーコードが存在することで、どの投票用紙がどの投票所から、どの職員によって配布されたかが即座に判明します。これにより、選管は不正の疑いがある行為について調査を進めることができます。現在までに、同様の報告が2件あるとのことです。

したがって、直接投票と秘密投票のプロセスと、個人の不正行為とは切り離して考える必要があります。個人の違反行為は、その個人が責任を負うべきであり、プロセス自体が損なわれるものではありません。

Thai-Picks View

今後の選挙では、デジタル技術の活用が進む中で、有権者のプライバシー保護と選挙の公正性の両立が引き続き重要な課題となるでしょう。
市民は、選挙制度の透明性確保と説明責任を政府に強く求めることで、民主主義の信頼性をさらに高めるべきです。

この記事をシェアする:
Facebook
X (旧Twitter)
LINE

関連記事を詳しく読む(外部サイト)

引用元:
https://www.khaosod.co.th/politics/news_10138382

#タイ 選挙 #投票用紙 バーコード #不正選挙 #秘密投票

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です