• 金. 3月 27th, 2026

タイ国内の金価格が上昇:宝飾品は1バーツ69,900バーツに

By編集長

3月 27, 2026
出典:元記事

3月27日、タイ国内の金価格が1バーツあたり100バーツ(約500円)上昇しました。この変動は、世界経済の動向と地政学的な緊張が複合的に作用していることを示唆しています。タイの主要経済メディアであるPrachachat.netが報じました。

この記事の要約

  • 2026年3月27日、タイの金価格が前日終値から100バーツ(約500円)上昇しました。
  • 宝飾品の売却価格は1バーツあたり69,900バーツ(約349,500円)に達しました。
  • ドル指数と米国債利回りの上昇、米国とイラン間の和平交渉の不確実性が、世界的な金価格の動向に影響を与えています。

最新の金価格動向

タイ金取引協会(スマーコム・カー・トーンカム)の発表によると、2026年3月27日午前11時35分現在の国内金価格は、前日終値と比較して1バーツあたり100バーツ(約500円)上昇しました。

96.5%の金塊(ゴールドバー)の買値は1バーツあたり68,900バーツ(約344,500円)、売値は69,100バーツ(約345,500円)です。また、金宝飾品の買値は67,522.64バーツ(約337,613円)、売値は69,900バーツ(約349,500円)となっています。

国際金価格(ゴールドスポット)は、1オンスあたり4,440.00ドルで取引されています。

フアセンヘンによる市場分析と地政学的要因

大手金取引業者フアセンヘン(Huasengheng)は、3月27日午前の金価格動向について分析を発表しました。世界の金価格は、ドル指数(DXY)が2日連続で上昇し99.86ポイント(前日99.19ポイント)に達したこと、および米国10年債利回りが4.41%(前日4.34%)に上昇したことを受けて上昇しています。

これは、投資家が米国とイラン間の和平交渉合意について不確実性を感じているためと見られています。両国から矛盾する情報が飛び交っており、市場の混乱を招いています。

また、紛争勃発以来、金ETF(上場投資信託)を通じて保有されていた金は約85トンが売却されました。残りの約83トンは依然として含み損の状態にあり、さらなる投げ売り(リクイデーション)のリスクを抱えています。これが金価格をさらに押し下げる可能性も指摘されています。

一方、イランは米国が提示した15項目の提案に対する正式な回答を仲介者に送付しており、現在は米国の返答を待っている状況です。ドナルド・トランプ米国大統領は、イランに対し、和平交渉を早急かつ真剣に行うようSNS「Truth Social」で警告しました。

金ETFのSPDRは0.29トンを買い増し、総保有量は1,052.71トンとなりました。

Thai-Picks View

タイを含むアジア諸国では、依然として経済・金融構造改革が進められており、金価格の変動は、単なる市場の動きだけでなく、地域経済の構造的な課題を浮き彫りにする側面も持ちます。特に、国際的なドル高や米国債利回りの変動、さらには地政学的な緊張がタイ経済に与える影響は大きく、国内の金市場もその影響を強く受けています。タイの市場経済は国際情勢と密接に結びついており、グローバルな金融動向が国内の物価や投資環境に直結する傾向があります。

在住日本人にとっては、金価格の上昇は資産価値の変動に直結するだけでなく、タイバーツの変動とも関連して生活費に影響を与える可能性があります。特に、世界情勢の不確実性が高まる時期には、資産の多様化を検討し、タイバーツ建て資産と外貨建て資産のバランスを見直すことが賢明な生活防衛策となるでしょう。常に最新の経済ニュースに注意を払い、自身の投資ポートフォリオや生活設計にどのように影響するかを理解しておくことが重要です。

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