東京ディズニーリゾート、客層が40代以上に変化

※この記事のメイン画像はAIによって生成されたイメージです。

この記事の要約

  • 東京ディズニーリゾートの主な客層が、従来の子供や家族連れから40代以上の層へと変化しています。
  • チケット価格の高騰がこの変化の主な要因であり、子供や若年層には高額になりつつあります。
  • コロナ禍以降、一人当たりの消費額を重視する戦略に転換し、運営会社の営業利益は過去最高を記録しています。

東京ディズニーリゾートの客層変化

ディズニーランドは、タイでも誘致の動きが報じられ、再び注目を集めています。しかし、経済や社会状況の変化に伴い、ディズニーランドの顧客層も変化しています。

アジアの主要な施設である東京ディズニーリゾートは、これまで家族連れや11~14歳の子どもたちを惹きつける大きな魅力でした。しかし、日経新聞の調査によると、2020年から2024年の間に、40代以上の層が東京ディズニーリゾートの主要な来場者となっています。これは、長年にわたる入場料の高騰により、子どもや若者が気軽に訪れるのが難しくなったためです。

「ディズニー入場料指数」の変遷

日経新聞は、1983年の開業以来、「ディズニー入場料指数」を算出しています。これは、大人2名と小学生2名からなる4人家族が1日券を購入するために、平均的な労働賃金が何日分必要かを示すものです。賃金データは日本の厚生労働省の統計を基にしています。

開業当初の1983年、大人の入場料は3,900円(現在の為替レートで25米ドル)でした。これは現在の7,900円~10,900円という価格の半分以下です。当時、4人家族の合計入場料は13,400円で、1983年の月平均賃金199,400円と比較すると、指数は1.41日分でした。

しかし、1980年代の日本経済の成長に伴う賃金上昇により、この指数は1991会計年度には最低の1.17日分まで低下しました。

また、入場料の値下げや1985年の夜間パレード「エレクトリカルパレード」の導入は、1990会計年度には来場者数を1,500万人以上に押し上げました。

バブル経済崩壊後も、平均賃金とチケット価格が緩やかに上昇したため、1990年代後半まで指数は1.2日台を維持しました。1980年代にディズニーを訪れた人々が家庭を持つようになり、リピーターも増加しました。

2000年代以降の動向

2000年代に入ると、デフレの影響で2001年から2010年の間に平均賃金が3%減少したため、指数は上昇し始めました。

しかし、2001年のディズニーシー開業により、来場者数は2,700万人まで増加しました。家族連れの来場は引き続き堅調で、4~11歳の子どもが全体の約20%を占めていました。

2010年代以降、入場料は加速的に値上がりし、2011会計年度には指数が初期の1.41日分を上回る1.46日分に達しました。家族で訪れる際の費用が増大するにつれて、4~11歳の子どもの来場者割合は減少に転じました。

チケット価格の高騰は、ディズニーリゾートの客層を変化させました。友人同士で訪れる人が増え、2015会計年度には12~17歳の客層が2002会計年度以降で最高の13.7%に達しました。また、海外からの来場者も421万人となり、4~11歳の子どものグループよりも大きな割合を占めました。

コロナ禍とビジネスモデルの変化

2020年には新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより来場者数が大幅に減少し、運営会社であるオリエンタルランドは赤字に転落しました。このため同社は、来場者数に頼るだけでなく、一人当たりの消費額を増やすことを重視する収益モデルの検討を開始しました。

この戦略は2021年に具現化され、東京ディズニーリゾートは変動料金制を導入しました。翌年には、追加料金を支払うことでアトラクションの特別入場権を購入できる仕組みも導入されました。

結果として、2023会計年度には指数が過去最高の1.92日分に達しました。日本企業の賃上げはあったものの、チケット価格の上昇が収入の伸びを上回ったためです。

指数が過去最高であるにもかかわらず、ディズニーファンは引き続き積極的に消費し、2024会計年度の一人当たり消費額は17,833円と、2018会計年度から50%増加しました。また、購買力の高い40歳以上の来場者数は、2020会計年度に4~17歳のグループを上回り、2024会計年度には全体の33.9%を占めるようになりました。

これにより、オリエンタルランドの2024会計年度の営業利益は1,720億円に達し、2年連続で過去最高を記録しました。

なお、東京ディズニーリゾートの入場料の値上げは、米国と比較するとまだ控えめです。フロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの入場料は最大209米ドルで、日本の約3倍となっています。

「ジェンアルファ」世代の来場は減少しているものの、彼らは映画、ストリーミングサービス、商品などを通じてディズニーを体験する機会が増えています。これにより、パークは「夢の国」から「ファンが集う場所」へと変化していると言えるでしょう。

現在の経済状況において、オリエンタルランドが今後も入場料を上げ、一人当たりの消費額を増やすことができるかは注目されます。同社幹部は2025年10月の決算発表で、来場者が得られる体験に見合った料金水準を慎重に検討すると述べています。これは、収入の伸びがインフレ率に追いついていない現状を踏まえると、重要な課題となるでしょう。

引用元:
https://www.prachachat.net/marketing/news-1952930

#ディズニーランド #客層変化 #中高年 #40代 #マーケティング

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です