タイ憲法裁、閣僚の上院介入疑惑を棄却

※この記事のメイン画像はAIによって生成されたイメージです。

この記事の要約

  • タイ憲法裁判所は、プーミタム副首相兼国防大臣とタウィー法務大臣に対する上院議員選挙への介入疑惑を棄却しました。
  • 両閣僚は、上院議員から憲法規定および倫理基準違反で告発されていましたが、裁判所は無罪と判断しました。
  • 今回の決定により、両閣僚の職務継続が確認され、政治的安定に寄与するとみられています。

上院議員選挙における介入疑惑

タイでは、2023年に行われた上院議員(「ソーウォー」)選挙について、「ハア」(癒着)または自己組織化による選出があったとの申し立てがなされました。この選挙で選出された200人の上院議員は、以前の軍事政権時代の250人の上院議員からその職務を引き継ぎました。

この選挙は、プアタイ党政権下で行われ、当時タウィー・ソートソン氏が法務大臣を、プーミタム・ウェーチャヤチャイ氏が副首相兼国防大臣を務めていました。

告発と調査の経緯

選挙における不正行為の申し立て後、当初は遅々としていた調査が、選挙管理委員会(ECT)と特別捜査局(DSI)の協力により加速しました。

しかし、調査が本格化すると、一部の上院議員は反発。タウィー氏とプーミタム氏が、DSIを手段としてECTの活動に介入し、上院議員を嫌がらせ、圧迫、脅迫、支配したと告発しました。これは権力分立の原則と法の支配に反する行為であり、両閣僚が誠実性を欠き、倫理基準に重大に違反したため、その閣僚としての資格を失うべきだと主張されました。

この告発を受け、憲法裁判所は2025年3月26日に上院議長を通じて提出された申し立てを受理しました。

憲法裁判所の判断

2026年1月22日、憲法裁判所は審理結果を公表しました。

プーミタム・ウェーチャヤチャイ氏について

  • 憲法第160条(4)に基づく「誠実性を欠く」との告発に対し、裁判所は8対1の多数決で、閣僚としての資格を失わないと判断しました。少数意見はジラニット・ハワノン氏1名でした。
  • 憲法第160条(5)に基づく「重大な倫理基準違反」との告発に対し、裁判所は7対2の多数決で、閣僚としての資格を失わないと判断しました。少数意見はジラニット・ハワノン氏とサラウット・ソンシウィライ氏の2名でした。

タウィー・ソートソン氏について

  • 憲法第160条(4)に基づく「誠実性を欠く」との告発に対し、裁判所は7対2の多数決で、閣僚としての資格を失わないと判断しました。少数意見はウィルン・セーンティエン氏とジラニット・ハワノン氏の2名でした。
  • 憲法第160条(5)に基づく「重大な倫理基準違反」との告発に対し、裁判所は5対4の多数決で、閣僚としての資格を失わないと判断しました。ナカリン・メークトライラット憲法裁判所長官を含む多数派がそう判断しました。少数意見はウィルン・セーンティエン氏、ジラニット・ハワノン氏、スメート・ロイグンジャルーン氏、サラウット・ソンシウィライ氏の4名でした。

結果として、憲法裁判所は上院議員からの申し立てを棄却し、プーミタム氏とタウィー氏は全ての告発から解放されました。

両閣僚の反応と今後の展望

プーミタム氏は、この判決を知り「働き者への励ましを与えてくれた憲法裁判所に感謝し、喜んでいる」と述べました。また、「我々は義務を果たしただけだ」と強調しました。

タウィー氏は、この結果を受けて「社会が生き残るためには法の支配が必要であり、全ての人が平等に法の下にあるべきだ」と語りました。彼は、特別捜査委員会が不審な資金の流れを発見し、ECTが告発を行ったのであり、自身が誰かを陥れたわけではないと説明しました。

上院議員による告発が棄却された後、上院議員選挙の「ハア」事件が今後どのように進展するのかが注目されます。現在のタイ上院議員の任期は2028年5月に終了予定であり、今後の政治情勢、特に2026年2月8日の選挙結果が影響を与える可能性があります。

引用元:
https://www.prachachat.net/politics/news-1954822

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