16歳タイ人少女、大学卒業とスケートの二刀流

16歳タイ人少女、大学卒業とスケートの二刀流

タイでわずか16歳にして大学を卒業した天才少女が話題を呼んでいます。彼女は学業だけでなく、フィギュアスケートの世界でも輝かしい実績を誇るまさに「二刀流」のスーパーティーンです。

この記事の要約

  • 16歳のスリスパー・ケサヴァピタックさんが、ラムカムヘン大学を次席優等で卒業しました。
  • 彼女は学業の傍らフィギュアスケート選手・コーチとしても活動し、アジア選手権で2連覇を達成しています。
  • 現在はロンドンの大学院で修士号取得を目指しており、将来は検眼クリニックの開業を夢見ています。

13歳で大学へ、異例のスピードで卒業

16歳タイ人少女、大学卒業とスケートの二刀流
Photo by Hery Agus on Unsplash

話題の主は、スリスパー・ケサヴァピタックさん(愛称:ベイジン)。彼女は2020年、13歳の時にIGCSE(国際一般中等教育修了証明書)の同等試験に合格し、タイの名門ラムカムヘン大学に入学しました。驚くべきことに、人文学部英語学科と検眼学という2つの学部を同時に履修し始めました。

そして入学からわずか3年後、16歳になったベイジンさんは人文学部の学士号を次席優等という優秀な成績で取得しました。優等学位を取得したのは、優等卒業生のみを受け入れる修士課程への進学という明確な目標があったためです。現在、彼女はユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の戦略的会計・金融修士課程にオンラインで在籍しており、今年中の修了を目指しています。

氷上の女王からコーチへ

16歳タイ人少女、大学卒業とスケートの二刀流
Photo by Solen Feyissa on Unsplash

ベイジンさんの才能は学問の世界だけにとどまりません。彼女はフィギュアスケート選手として、アイス・スケーティング・インスティテュート・アジアが主催するアジアフィギュアスケート選手権で2017年と2018年に2年連続で優勝した実績を持ちます。現在はその経験を活かし、タイランド・インターナショナル・アイスホッケー・アンド・シアター・オブ・ドリームズでコーチとしても活躍しています。

平日は検眼学の授業に出席し、週末はコーチとして働く傍ら、人文学の授業は大学のオンデマンドシステムを利用して受講。時には1学期に最大14科目を履修することもあったというから驚きです。学業とキャリアの両立を見事に成し遂げています。

将来の夢は国際的な検眼クリニック

現在はUCLの修士課程に集中するため、検眼学の勉強は一時中断していますが、修士号取得後に再開する予定です。彼女の長期的な目標は、自身の検眼クリニックを開業すること。眼科医療の知識、金融の知識、そして堪能な英語力を組み合わせ、タイ人と外国人の両方に最高のサービスを提供したいと語っています。

Thai-Picks View

ベイジンさんのような若き才能の登場は、タイの教育制度の柔軟性を象徴しています。タイでは近年、国際基準の教育プログラム(IGCSEなど)が普及し、年齢に関わらず能力のある学生が飛び級で高等教育へ進む道が開かれています。これは、画一的な進級が一般的な日本の教育システムとは大きく異なる点です。

また、彼女が将来の夢として「外国人も対象とするクリニック」を掲げている点は、医療ツーリズムが盛んなタイの社会背景を反映しています。高度な専門知識と語学力を備えた人材は、今後のタイのサービス産業を国際的なレベルに引き上げる上で不可欠な存在となるでしょう。

バンコク在住の日本人にとって、このニュースはタイ人同僚との会話のきっかけに最適です。「16歳で大学を卒業した女の子のニュース、見た?すごいね!」と話せば、タイの教育熱心な一面や若者の活躍に関心があることを示せます。また、お子さんの教育を考える上で、タイにおける多様なキャリアパスの一例として参考にできるかもしれません。

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